Q  どのくらいの量があれば引き取りに来てくれますか?
古新聞が車いっぱいあるんですが・・・・
こう言う電話を受けて、お引取りに伺ったら、裏庭に置かれた古い乳母車に古新聞がいっぱい詰まっていた。
・・・・・・ 古新聞×30キログラム=150円
古雑誌が一年分溜まってしまって困ってるんですが・・・・
こう言うご依頼を受けて、お引取りに伺ったら、月刊漫画雑誌12冊だった。
・・・・・・ 古雑誌×7キログラム=7円
 
上記の例は、冗談ではなく、私どもで本当にあった話です。
ちなみに下段に書かれている値段は、私どもがその古紙を販売して得た金額です。
 
私どもが古紙を回収するのにも、コストが掛かります。
そのほとんどは人件費ですが、お引取りに伺う道中の移動時間、現場に着いてからの古紙の積み込み時間、古紙を持ち帰るための移動時間、持ち帰った古紙の計量、荷おろし、選別、プレス加工、ストック、出荷。
すべてにコストが掛かっています。
過去、古紙の価格が現在よりももっと高かったころ ( 今は戦後最低レベルの価格で推移 ) は、これらのコストはほとんど古紙の販売で賄え、発生元へも古紙代金をお支払出来るほどだったのですが、現在では、無償で回収するには、かなりの量がまとまっていて ( トン単位 )、しかも短時間で積み込み作業を終えることの出来る状態でなければ、難しくなりました。
「 流し 」 と言われた 「 チリ紙交換 」 業者が激減したのも、そう言った理由からです。
古紙を回収したコストが、古紙の販売金額を上回る場合、その費用は発生元にご負担頂かなければならなくなります。
私どもはご契約頂いているお客様のご負担を、なるべく少なくするためのあらゆる努力を重ねておりますが、お客様にも 「 回収一回あたりの量を多く 」 することや、私どものルート巡回回収が、お客様の地域に参りますまで回収をお待ちいただく、といったお願いをせざるを得なくなっています。
「 どのくらいの量があれば回収に来れるのか? 」 という問いに、単純にお答えできない理由が、ここにあります。
回収費用のお客様のご負担を出来るだけ少なくしたい、出来ればゼロにしたい、もっと欲張れば、お客様に古紙代金をお支払したい。
なぜなら、古紙は私どもにとって 「 ゴミ 」 ではなく 「 商品 」 なのですから・・

そう願いながら、日々がんばっている私どもの心情をご理解ください。
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